介護職員の退職理由は”制度”にあった

職員が活き活きと働ける職場作り、地域No.1職員事業所になるための制度作りについて、日々の活動をつづっております。

職業能力評価制度を造って助成金をもらおう(打ち合わせ方法)

当事務所は、比較的、介護事業所や障害福祉事業所のお客様が多いので、能力体系図や能力評価シートを作成しやすいです。

やはり、業務内容をある程度把握できている業種はやりやすいです。

そうはいっても介護サービスには様々な種類がありますので、経験のない種類のサービスの場合は相当悩みます。

 

ではどうするか?

調べるしかありません。

ネットや書籍でそのサービス内容をできる限り調べます。

その上で、お客様と最初にお会いするときまでに、役割等級表、能力体系図や能力評価シートのたたき台を、かなり高い精度で作成します。

ここで手を抜くと、完成するまでに何度も打ち合わせが必要となり、結果、お客様にご迷惑をかけてしまうからです。

これまでに実績のあるサービスは、介護は訪問介護、デイサービス、有料老人ホーム、訪問看護障害福祉サービスは訪問介護です。

介護以外でいえば、ネイルサロン、外食、学習塾、トラック運送、内装工事、携帯ショップ、エステです。

 

横道に逸れましたが、最初の打ち合わせ時におこなう作業は、役割等級表の確認見直しからです。

ここが出発点です。

各等級の定義や代表職位、主な業務内容を記載したものです。

ここで等級の定義をはっきりしておかないと、実際に運用することはできなくなるからです。

一番時間をかける部分です。

 

次に、職業能力体系図の見直しです。

各等級でどんな職務において、どのような能力が必要なのかの再確認です。

経験上、事前にしっかりとしたたたき台を作成しておくと、ここでの修正は多くありません。

 

最後に、職業評価シートにおける評価項目の確認です。

数十項目ありますが、一項目ごとに声を出して読み上げます。

こうすることで、内容をしっかりと確認してただくこともできますし、現状に合っていない部分を見逃すことを避けることができます。

打ち合わせは約2時間。

終わった後は結構のどが痛くなります。

 

この後、必要に応じて2度目以降の打ち合わせを行います。

何度必要かは、ケースバイケースですね。