介護職員の退職理由は”制度”にあった

職員が活き活きと働ける職場作り、地域No.1職員事業所になるための制度作りについて、日々の活動をつづっております。

介護事業所の賞与を考える

前回の続きです。

 

介護事業所において、これまで、賞与を明確な基準で決定されていないところも多いと思います。

一定の規模以上の事業所でない限り、そのような事業所の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

多くの場合、前年支給額をベースとして、あまり差がないように、今年の支給額を決定するパターンではないでしょうか。

 

このような状況を踏まえたうえで、上記のようなシステマチックに計算すると、人によって、昨年と大きく金額が異なる方も出てくる可能性もあります。

問題が無いかどうかの判断をした上で行う必要があります。

 

また、非常勤さんに対して賞与を配られる所もあります。

こちらに関しては、非常に計算方法は難しいと思います。

なぜならば、必ずしも評価の良い人が長い時間働いているとは限らないからです。

すごく優秀な方でも少ししか働いていない方はボーナスは少なくなりますし、それ程評価は高くなくても非常勤職員としては労働時間働が多い人に関しては、金額はそれなりに多くなるのかな、という気が致します。

 

常勤さんのような評価シートに基づいてシステマチックに分配するという方法はあまり馴染まないと思います。

基本給である時給の昇給も特に取り決めがない事業所が多いと思います。

こちらは実情に応じて考えていくという事になるのだろうと思います。

 

ある会社の例ですと、非常勤さんの賞与を各個人にいくら払うのかという事を計算する方法として、過去半年間の労働時間数に一定の係数を掛けるという方法で出しているケースもあります。

この場合においては、その人の仕事ぶりというものは加味しない、どちらかというと、たくさん働いてくれる人に優先的にボーナスを払うという考え方に基づいております。これには賛否両論ありますが、こういった方法もあるという事です。