介護職員の退職理由は”制度”にあった

職員が活き活きと働ける職場作り、地域No.1職員事業所になるための制度作りについて、日々の活動をつづっております。

非常勤職員や契約職員をに訓練を受けてもらい助成金をもらおう

次に人材育成コースですが、こちらは先程もお話し致しましたが、20時間以上100時間未満のOFF-JTをする事で、1人当たり上限10万円を貰う事が出来ます。

100時間以上200時間で、1人当たり上限20万円を貰う事が出来ます。

更に、所定時間内に行う場合は、1人当たり1時間800円の賃金補助もあります。

 

例えば10人の非常勤職員に訓練(総時間50時間)を受けてもらったら、最大100万円プラス賃金助成40万円を貰う事が出来るという事になります。

主な訓練内容としては、スキル評価が対象となります。

介護職員に対してスキルを高める為の訓練を外部に委託して行ったとしても、結果として非常に安く受けられるという事になりますので、大変使い勝手の良い研修ではないでしょうか?

 

また、上記の訓練とは別に、3ヶ月以上6ヶ月以下のOJTとOff-JTを組み合わせたカリキュラムを作成して行う訓練もございます。

有期実習型訓練となります。

この訓練のカリキュラムとして、6ヶ月換算で425時間以上となるように組む必要があります。

また、日々の訓練カリキュラム(日付、時間、場所、内容)もあわせて作成する必要があります。

また、対象となる職員に対して、キャリアコンサルタントの人の面談を受け、ジョブカードを作成していただく必要があります。

 

手続き的には結構面倒な部分もありますが、もらえる金額も、訓練総時間×800円プラス経費助成(20時間以上100時間未満で1人当たり上限10万円、100時間以上200時間で1人当たり上限20万円)となりますので、結構の金額になります。

 

こちらの訓練は、経験の浅い(または未経験の)非常勤や有期雇用職員に対して、初任者研修や職場で先輩の指導を受けながら、ある程度のサービスが提供できるよう、短期間で計画的に行いたい場合は、非常に有効な制度ではないでしょうか。

 

最初にお話ししましたが、評価制度を作る企業内人材育成推進助成金と合わせて活用する事も出来ます。

企業内人材育成推進助成金は、スキル評価の評価シートを作って、評価した後にそれを本人に交付するというものです。

今回このキャリアアップ助成金を使って訓練をする前と後で、評価シート上、どの位の効果があるのかという事を確認する事が出来ます。

研修の成果を見える化することも出来るということです。

しかも、助成金を貰って行う事が出来るという事なので、使わない手はないのではないかと思います。